ブルーベルベット

d0105153_1382351.jpg デヴィッド・リンチの変態ワールドが公のものとなった記念碑的作品。
 見所はカイル・マクラクランの白いオイドではなく、オープニング。
 青いカーテンの向こうには、懐かしいオールディーズをバックに揺れるチューリップや、にこやかに手を振る消防士など心和む景色が。でも、どこか変。何だろうと覗いてみると、そこにはグチョグチョ、レロレロな世界が大きな口を開けている。
 サバービアライフに潜む「魔」は、リンチのテーマ。ネオンの光によってあらわになる、日常と隣り合わせの闇の何と恐ろしくて美しいこと。
 
 そしてこの作品でもうひとつ重要なのは、デニス・ホッパー演じるフランクがハリウッドの映画人に、‘こんな訳の分からんヤバい輩を登場させてもいいんだ’と教えてしまったこと。
 「俺を見るな!」と殴りながらF◎◎Kする姿は確かにインパクトはあったが、個人的にはディーン・ストックウェルが演じる売春宿のママが「イン・ドリームス」を歌う姿の方がディープインパクト。彼がどんな人間で、どんな生活をしているのか、こっちの方もこっそり覗いてみたい。
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by ichio1970 | 2007-02-14 13:09 | 1980
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