マッドマックス2

d0105153_157475.jpg 80年代、『ブレードランナー』と並んで近未来のイメージを植えつけた作品。
 『ブレードランナー』はアジアンゴシックと呼びたくなるスラム街、そして『マッドマックス2』はパンクファッションに身を包んだ悪党が徘徊する荒野が舞台。
 この時期の近未来を描いたSF映画は、ほとんどがどちらかの亜流になっていたくらい圧倒的な世界が表現されている。どちらも光り輝く明るい未来ではなく、汚く、秩序の崩壊したカオスが描かれたのは偶然ではなく、当時の社会情勢や人びとの不安感が滲み出てきたもの。
 こんな時代にとことん浮かれてバブルに突入していった日本は、外国から見れば完全にイカれた国だったに違いない。
 
 本作はビジュアル面では他を寄せつけない圧倒的なクオリティを誇っているが、ストーリー・人物描写はかなりいい加減。しかしマッドマックス シリーズは、マックスがV8インターセプターを乗り回し、ショットガンをブッ放してくれればそれでOK。
 と思ったら、インターセプターは早々に破壊され、ショットガンもほとんど不発。実はこの作品、かなり身もだえする寸止め映画である。
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by ichio1970 | 2007-02-21 15:08 | 1980
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