エイリアン4

d0105153_1716090.jpg 大方のエイリアンファンの間で「3」と「4」はこっぴどくコキ下ろされているが、今改めて観直すと意外におもしろい。(とはいえ、エイリアンの恐ろしさを感じさせる得体の知れない不気味さと、生理的嫌悪感が発散されているのは1作目だけ)
 ジャン・ピエール・ジュネによるこの4作目は、2作目から失われていた生理的嫌悪感を取り戻そうとしている点でも好感が持てる。オープニングのヌメヌメ映像を観れば、ジュネがこの点を意識してつくっていたことが分かる。
 基本的なストーリーは過去3作とほぼ同じだが、内容はジュネが「エイリアン」というネタを使ったパスティッシュといった趣。だから怖くないばかりか、笑いを誘うシーンがところどころに盛り込まれている。リブリーがクローンで、エイリアンの母親になってしまう設定などは、ゲラゲラ笑いながらつくったのではないかと思うくらい。
 しかし作品自体はしっかりつくられており、SFアクションとして十分楽しめる。また、ダリウス・コンジのカメラが素晴らしく、お決まりのシーンにも深みを与えている。(プラス ウィノナ・ライダーがとことんきれい!)
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by ichio1970 | 2007-05-25 17:16 | 1990
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