未来世紀ブラジル

d0105153_16152049.jpg テリー・ギリアムの代表作というだけでなく、SF映画を代表する傑作。
 特にストーリーと美術はタメ息もので、テリー・ギリアムのあふれんばかりのイマジネーションを楽しめる。
 物語の前半はウィットに富んだセンスを散りばめながら軽快に進んでいくのだが、知らない間に悪夢的迷宮に迷い込んでいるという、怖い映画である。
 コーエン兄弟も『未来は今』で本作の前半部分のテイストとレトロなゴシック美術を借用(?)したが、あらゆる面でこちらの方が上。
 
 また、ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、イアン・ホルムといった役者陣も、嫌味な演技になる一歩手前の怪演で、それぞれいい味を出してる。さすが!
 
 この作品以降テリー・ギリアムのテンションは落ちる一方で、『ブラザーズ・グリム』を観たときは‘終わった’と思ったが、『ローズ・イン・タイドランド』で復調。あと1本でいいから『未来世紀ブラジル』クラスの作品をつくってほしい。
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by ichio1970 | 2007-08-17 16:16 | 1980
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