エンゼル・ハート

d0105153_16364338.jpg ウィリアム・ヒューツバーグのオカルト小説『墜ちる天使』を映画化した、アラン・パーカーの異色作。

 浮気調査などを手掛ける冴えない私立探偵ハリー・エンゼルのもとに、ルイ・サイファーと名乗る謎の男から人捜しの依頼が舞い込んでくる。法外な報酬に目がくらみ、気乗りしない仕事を引き受けたエンゼルだったが、イヤな予感は的中、連続殺人事件に巻き込まれ、次第に謎の悪夢に苛まれるようになる…。

 この作品がつくられた80年代中頃は、アラン・パーカーもミッキー・ロークもデ・ニーロもノリまくっていた時期で、オリジナリティーのある世界観を作り上げている。現在のお三方を見ると、ファンとして悲しくなるばかり。
 アッと言わすようなショッキングシーンはないが、螺旋階段やエレベーター、換気扇、シャッターなどをの小道具を使ったイメージ映像が、観る者の恐怖心をジワジワあおる。
 また、舞台となる南部の町の描写も素晴らしく、雨と湿気が人を狂わしていく様がこっちにもジト〜と伝わってくる。
 幽霊やサイコキラーのようなビックリ系もいいが、この作品のような後に引く納豆タイプの恐怖映画ももっとつくってほしい。
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by ichio1970 | 2007-08-24 16:37 | 1980
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