デッドマン

d0105153_16332787.jpg ジム・ジャームッシュ&ジョニー・デップという異色コンビによる、ロード&トリップムービー。

 仕事を求めて西部の田舎町に辿り着いた会計士 ブレイクが行きがかりで人を殺してしまい、殺し屋から追われる羽目に。途中、摩訶不思議なネイティブ・アメリカンの男に助けられ行動を共にするようになるが、追っ手は徐々に迫り…と、ストーリーはいたって単純。

 しかし内容が普通じゃない。とにかく最初から最後まで‘死’であふれかえっている。冒頭のブレイクが乗る汽車から不吉な空気が充満しており、町に着いていきなり目に飛び込んでくるのは棺桶の山。そして、ジョン・ハート扮する工場長が登場すると一気にストレンジ・ワールドへ突入。そしてその後は人が死んで死んで死にまくる。みんな、いとも簡単に殺したり殺されたりするため、だんだん目の前で繰り広げられていることが理解できなくなってくる。さらに全編に流れるニール・ヤングのギターが深いトリップへ引き込む。
 そんな中、ハッと我に返るのが、傷を負ったブレイクが死んだ子鹿を抱くシーン。死を悟ることではじてめ生を感じるという、何とも悲しく そして美しい映像美。

あと、この作品の序盤には蒸気機関車や工場なんかが出てきて、スチームパンク的なテイストがあったりしておもしろい。
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by ichio1970 | 2007-12-28 16:34 | 1990
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