デス・プルーフ IN グラインドハウス

d0105153_21515282.jpg 映画として優れているのかどうか、おもしろいのかどうか正直判断つかないが、作中の世界に‘異様な熱’を感じることのできる久々のタランティーノ印作品。
 『パルプ・フィクション』以降どうも乗り切れい作品がつづき、『レザボア・ドッグス』と『パルプ・フィクション』がたまたまだったんじゃないの?という気がしないでもなかっただけに嬉しい誤算。
 今作はカート・ラッセル扮する世界一情けないサイコキラー‘スタント・マイク’を筆頭に魅力あるキャラクターが登場するほか、まったく意味のないバカトークも満載で、ここのところうっとうしくなっていたタランティーノの映画オタクぶりが味つけにおさまっているところがいい。
 ファンの間ではガールズトークの評価が高かったりするが、個人的にはそれ自体におもしろさはあまり感じない。それよりも、そんなアホな会話をしている裏でストーリーが進んでいることにおかしさを感じる。要するにドリフのコントで‘志村、うしろうしろ!’と叫ぶあの心境。『キル・ビル』にはこのトンマさが欠けていた。
 前半と後半で作品のテイストがコロッと変わってしまうところもナイス。前半丸ごと使ったネタふりが後半活きている。これだけ思いきったことのできるタランティーノって、やっぱり凄い。
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by ichio1970 | 2008-04-03 21:52 | 2000
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