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燃えよ ドラゴン

d0105153_21161517.jpg ブルース・リーの名を世界中に知らしめたクンフー映画の傑作。
この作品が日本で公開された時、ブルース・リーはすでに亡き人となっており、彼はいきなり伝説の人となる。
 リーは撮影中すでに病におかされており、カラダの線が細くなっているもののアクションのキレは冴えまくり。しかし、敵役と脇役が見劣りするため、格闘シーンに物足りなさを感じるのも確か。ボスキャラのハンなんて単なるオッチャン。
 ただ、そのことがリーの超人ぶりを際だたせるという、思わぬ効果が出ていたりする。また、ハリウッドのB級監督 ロバート・クローズの頑張りやラロ・シフリンの音楽の効果もあり、迫力あるバトルシーンに仕上げている。
 ストーリーや設定はツッコミどころ満載だが、そんなものは完全無視して、ブルース・リーのアクションと表情を見て泣くのがこの作品の正しい鑑賞法。
DON'T THINK, FEE〜L!!
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by ichio1970 | 2007-07-27 21:16 | 1970

地獄の黙示録

d0105153_1759556.jpg 完全に壊れた映画。戦争の狂気ではなく、この映画に携わった人たちの狂気がフィルムに刷り込まれたスペクタクル巨編。
 ジョン・ミリアスによる脚本の初稿は、ジャングルで帝国を作り上げたカーツ大佐をウィラード大尉がドンパチの末退治してめでたしめでたしという、戦争バンザイな冒険活劇だった。それに何か意味深なテイストを出してみたいと思ったのがコッポラの悲劇のはじまり。
 相次ぐキャストの変更。決まったキャストはみんなヘベレケ状態。(マーチン・シーンは過酷な環境のせいで心臓発作であわやあっちの世界へ。デニス・ホッパーはドラッグであっちの世界へ逃避行。マーロン・ブランドはみんながアッと驚く肥満ぶりを披露したと思ったら、脚本を無視して意味不明な言葉であっちの世界と交信)
 さらに相次ぐトラブル、決まらないストーリー、予算オーバー、映画会社からのプレッシャーなどにより、コッポラ自身がオーバーヒート。そして、「私が死んだらミリアスが、ミリアスが死んだらルーカスがこの作品を完成させなければならない」という有名なセリフを吐く。その意気込みには拍手をおくりたいが、言われた人は迷惑極まりない。

 この作品の魅力はストーリーでも戦闘シーンでもなく、小型ボートで川を遡りつづけ、次第にグニャグニャと歪みはじめる時間感覚。そして奇妙なエピソードやキャラクターが花を添え、ここがどこで、いつから映画を観ているのか分からなくなる。(作品のつくりもドアーズの「ジ・エンド」からはじまり、タイトル表示で終わるという歪みっぷり)
 これは作品はコッポラのいい加減さと脳天気さが生んだ偶然の傑作。
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by ichio1970 | 2007-07-06 17:58 | 1970