<   2008年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧

ワイルド・パーティー

d0105153_1124633.jpg 青春、音楽、エロ、サイコ、サスペンスなど、さまざまな映画のエッセンスをこれでもかいうくらい盛り込んだ、奇才ラス・メイヤーによるオール・イン・ワンな作品。
 ひとつひとつの要素は明らかに落第点(というか滅茶苦茶)なのに、そんなことお構いなしに‘うりゃ〜’とブチ込んだら傑作になったのはラス・メイヤーの才能なのか単なる偶然なのか、それは謎。
 しかし、ヒロインが登場する女の子の中でいちばんのブサイクで、セックスしまくり、おまけに意味のないシーンで見たくもないオッパイを出すのは明らかに狙い。要するにデカパイが出ていれば万事OKというワケ。
 とはいっても画のセンスと編集技術はさすが。決めのカットは逐一カッコいいし、ラストの追跡シーンは迂闊にもハラハラしてしまう。
 Zマンの正体が明らかになった時など驚きを超えて、ポッカ〜ンです。

 それにしても何でこんな映画を20世紀フォックスが配給したのか、それが最大の謎。
[PR]
by ichio1970 | 2008-01-16 11:25 | 1970

28日後…

d0105153_13472319.jpg ダニー・ボイルが挑戦したゾンビ映画。
 『トレインスポッティング』のせいでスタイリッシュな映画を撮る監督というイメージがつき、中途半端な作品を撮り続けていた彼だが、ゾンビというキッチュな素材を手にして本来のチカラを発揮した。
 この作品のエラいのは‘怖いゾンビ映画’を撮ろうとしているところ。当時のゾンビ映画は熱心なファンをターゲットにしたフェイクや安易なパロディに逃げている作品が多かったため、ゾンビが怖いことに新鮮さを感じるという珍現象が起こった。
 彼はゾンビを恐ろしくするために‘走るゾンビ’を登場させ往年のファンからブーイングを喰らったが、個人的には画期的な発明だと思う。(走るゾンビはその後リメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』で極められる)

 また、この作品に登場する無人化したロンドンの造形が素晴らしい!退廃した大都市をマッドマックス的でもブレードランナー的でもない視点で描いたことはもっと評価されるべき。(同じく誰もいなくなったニューヨークを舞台にした『アイ・アム・レジェンド』がどのような都市像を描いているのか見てみたい)

 よく出来た作品だけれど、ゾンビの存在感がないのが残念。
[PR]
by ichio1970 | 2008-01-11 13:48 | 2000